あいちの会NEWS
あいちの会NEWS
あいちの会NEWS
あいちの会NEWS

45号

ご挨拶

あいちの会の総会を先日開催し、無事令和4年度が終了しました。コロナ禍とはいえ令和3年度ほどではなく、特に後半は対面式のイベントや講演会、授業などが少しずつ増えてきており、徐々に社会が戻りつつあることを実感しました。しかし、市町村のお祭りなどのイベントはまだまだ回復しておらず、そのため広報活動が十分ではないうえに、当会の献血会場での登録呼びかけも行えておらず、ルーム配属の日本骨髄バンクの嘱託職員もまだ不在の状態であったので、新規ドナー登録者数は伸び悩んでいます。そのため、県内の10万人当たりの登録者数は6人前後と全国のワースト3以内を低迷しているのが現状です。それでも昨年度の新規ドナー登録者数は1,031人と1,000人を超えることが出来ましたが、55歳の年齢超過や健康上の理由での取り消し者数は1,215人であり最終的には184人の減少となりました。患者支援では、患者とドナーの手紙交換についての意識調査を行い、それぞれの想いを明らかにすることができました。患者相談も、WEBなどの利用がメインでしたが、少しずつ食事を取りながらの相談なども再開しております。
今年度は、今まで不在であったルームでの日本骨髄バンク嘱託職員が任命され、平日の活動が開始されました。私たちボランティアも、ドナー登録会の活動を再開することで準備を進めており、今まで減少の一途であったドナー登録者数が増加してくれることを期待しております。しかしボランティアの高齢化により、コロナも相まって活動するスタッフが減っております。私たちと一緒に活動していただける方がいらっしゃいましたら、是非お声をかけてください。

理事長 北折健次郎



第32回ウォーカソン国際チャリティーフェスティバル

5月21日(日)、名城公園にて開催された第32回ウォーカソン国際チャリティーフェスティバルに参加、ブース出展してきました。今年も暑い(熱い)一日でした。昨年も現地開催でしたが参加者はさほど多くありませんでした。今年はコロナ前のような賑わいで本当に多くの方が参加していました。キッチンカー、マルシェ、チャリティーブース、そしてステージ上でのパフォーマンス。当会も、活動について、骨髄バンクの現状・課題などについて、患者さんお二人がスピーチしてくださいました。当会のブースではティッシュやリーフレットの配布、ポスター展示、そして今年は久しぶりに「骨髄バンククイズ」を行いました。学生ボランティアさんも朝から2名参加。海外の方々の参加も多いイベントということで学生さんが「骨髄バンククイズ」を英訳してくださり、とても助かりました。クイズを使いながら骨髄バンクを知っていただく、コミュニケーションをとる。体験型の活動はやっぱり楽しいです。「来年はバルーンアートをやりたい」との声がボランティアさんから上がり、当会のブースも熱く(暑く)なっていました。今回初めて参加のボランティアさんも暑い中、タスキをかけて一生懸命ティッシュなどを配布してくださいました。コロナ前とほぼ同様のイベントができるようになってきました。登録会のお知らせも行政から少しずつ届き始めています。多くの患者さんやご家族のお力になれるよう登録者が増えることを願っています。

小島プレス工業(株)の献血とドナー登録会

今年も小島プレス工業労働組合主催の献血併行型ドナー登録会が本社にて開催、豊田市とともに活動してきました。小島プレス工業(株)での登録会の始まりは2001年6月、組合結成40周年記念フェスティバルの際でした。そして、翌年2002年1月、骨髄バンクのへの登録と提供を支援するためドナー休暇制度を導入してくださいました。また、献血については1966年から実施。長きに渡りご支援、ご協力いただき感謝の気持ちで一杯です。1回目の登録会の際にご担当いただいた職員の方は毎年献血にご協力、会場で私に声をかけてくださいます。また、来年お会いできること、楽しみにしています。

寄付者名簿 2023年3月~6月 多くの方のご協力に深く感謝申し上げます(敬称略・順不同)

氏名・団体名 金額
3 (公財)毎日新聞大阪社会事業団650,000
(株)エントリー198,227
東海ろうきんNPO寄付システム37,000
名古屋市市民活動推進センター88,200
中神立善5,000
水谷久美10,420
4 酒井照子20,000
上田一仁20,000
東海ろうきんNPO寄付システム37,000
匿名12,000
鈴木敏生10,000
今泉博充10,000
氏名・団体名 金額
5 光ヶ丘女子高等学校7,080
東海ろうきんNPO寄付システム37,000
一宮東ライオンズクラブ17,475
大野満智子20,000
6 磯貝弘5,000
河橋宏政5,000
東海ろうきんNPO寄付システム37,000

イオン 幸せの黄色いレシートキャンペーン

マックスバリュー太閤店 イオン熱田店
2022年3月〜2022年8月 14,300 2022年3月〜2023年2月 75,200
2022年9月〜2023年2月 17,200

※プリンター用トナー・コピー機用トナー・コピー用紙他事務用品、イベント用机・椅子、衛生用品などの購入に活用させていただきました。

イオン幸せの黄色いレシートキャンペーンとは
毎月11日の「イオン・デー」に、実施している「イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン」は、お客さまがレジ精算時に受け取った黄色いレシートを地域のボランティア団体名が書かれた店内備え付けのBOXに投函していただくことで、レシート合計の1%分の品物をイオンが各団体に寄贈する取り組みです。(イオンHPから)

幸せの黄色いレシートキャンペーン 贈呈式

4月20日(木)、イオン熱田店にて開催された、2022年度「幸せの黄色いレシートキャンペーン『贈呈式』」に出席してきました。当会はイオン熱田店とマックスバリュー太閤店に登録、毎年多くの方にご投函いただきご支援いただいています。2022年度は太閤店から31,500円、熱田店からは75,200円分のギフトカードをいただきました。いただいたご寄付でコピー機トナー、プリンタートナー、コピー用紙等の事務用品や衛生用品、イベントやドナー登録で使用する備品など活動に必要な物品を購入し大切に使わせていただきます。毎月11日の「幸せの黄色いレシートキャンペーン」の際、多くのお客様が当会のボックスにご投函くださいます。皆さまのお気持ちを大切に今後も活動を続けてまいります。

2022年度「小児がん征圧募金」の集い・贈呈式

3月14日(火)、毎日新聞大阪社会事業団にて開催された「小児がん征圧募金」の集い・贈呈式に出席してきました。毎日新聞の「生きる 小児がん征圧キャンペーン」に寄せられた「小児がん征圧募金」を毎年、患者さんやご家族の支援、研究に取り組む団体、医療機関などに寄付、2022年度は総額、845万円、13団体に寄付されました。この活動は1998年から始まり、当会は20年以上にわたりご支援、ご寄付いただいています。ご寄付は患者さんやご家族のお力になれるよう大切に使わせていただきます。当日は9団体が参加、病気と闘っている子どもたちやご家族のため、日々活動している団体の方々との交流会。コロナ禍、いろいろ工夫をしながら支援している様子を伺うことが出来、皆さまからパワーをいただいて帰ってきました。

説明会と語りべ活動

4月12日(水)、豊橋市保健所・保健センター 1階講堂にて豊橋准看護学校1年生 69名と豊橋歯科衛生士専門学校1年生 42名の学生さんに向けて骨髄バンク説明会と語りべに行ってきました。最初に説明用DVDを観ていただき保健所担当者から説明が行われ、続いて当会より骨髄バンクの現状、問題点、移植についてなどお話させていただきました。昨年に続き、患者さんにもご同行いただき、発病から今日に至るまでの様々なおもい等を語っていただきました。看護学生さんだけではなく歯科衛生士を目指している学生さんという事で口腔ケアのお話なども患者さんからお伝えいただきました。医療現場に立った時には患者さんだけではなくご家族の支援、患者さんやご家族の精神的な支援など心身ともに健康になれるよう支えていただきたい旨お願いしてきました。5月には看護学校で3年ぶりに献血併行型ドナー登録会が開催されました。今後も献血・ドナー登録共に多くの方にご協力いただけることを願っています。

日本福祉大学東海キャンパスにて講演

5月29日(月)、日本福祉大学東海キャンパス、看護学部看護学科の3年生、105名に向けて講演してきました。今年度で4回目の開催です。病気について、移植について、骨髄バンクについて、骨髄バンクの現状や問題点についてお話した後、同行していただいた患者さんから発病から現在に至るまでの状況、お気持、社会的支援などを伝えていただきました。50分の講演後、学生さんたちは、講義を受けて感じたこと、印象に残ったこと、病をもちながら生活していく対象者の看護に大切なこと、疑問に思ったこと等、写真のようにグループディスカッションを行い、その後、話し合った内容の発表、共有しました。骨髄バンクの事を知っていただき、患者さんの声も学生さんに届けることが出来ました。将来、医療の現場に立った時に患者さんやご家族のお力になれるよう願っています。

活動報告 活動報告2023年3月~2023年6月

総会・理事会
6/3  2023年度第1回理事会 あいちの会事務所(ウェブ開催)
6/10  2023 年度通常総会 あいちの会事務所(ウェブ開催)

普及啓発活動
5/21  2023中部ウォーカソン 名城公園

ボランティアミーティング
4/22  第1回ボランティアミーティング ウィルあいち

講演会・勉強会
4/12  説明会・語りべ 豊橋准看護学校・歯科衛生士専門学校
4/25  勉強会 名古屋市立工芸高校
5/6  勉強会(愛知県学生献血連盟) 愛知県赤十字血液センター
5/20  語りべ(中部さい帯血バンク採取病院研修会) 安保ホール
5/29  語りべ 日本福祉大学東海キャンパス
6/27  令和5年度献血担当者会議及び推進リーダー研修会 愛知県自治センター12階E会議室

会議・打合せ
5/9  小島プレス工業(株)登録会打合せ 小島プレス工業労働組合

贈呈式
3/14  2022年度「小児がん征圧募金」の集い・贈呈式 毎日新間大阪社会事業団
4/20  イオン「幸せの黄色いレシートキャンペーン」贈呈式 イオン熱田店

財団・全国協議会・関連団体
5/27  2023全国骨髄バンクボランティアの集い in 東京 あいちの会事務所(ウェブ開催)
5/28  全国骨髄バンク推進連絡協議会総会・代表者会議 あいちの会事務所(ウェブ開催)

その他
3/18  愛知こどもホスピスプロジェクトシンポジウム 栄ガスホール

会報発送
3/30・31  会報発送作業 あいちの会事務所

ドナー登録会報告 22023年7月~2023年11月

実施日 実施場所 人数
3/12(日)学生スプリング献血キャンペーン0人
5/5 (祝・金)岡崎中央総合公園5人
5/12(金)豊橋駅南口駅前広場2人
5/14(日)アピタ新守山店4人
5/15(月)豊橋准看護学校1人
5/23(火)豊田市役所2人
5/27(土)こまき産業フェスタ(パークアリーナ小牧)2人
5/28(日)こまき産業フェスタ(パークアリーナ小牧)7人
実施日 実施場所 人数
5/29(月)中京大学豊田キャンパス4人
6/6(火)小島プレス工業株式会社 本社1人
6/11(日)豊川市総合体育館1人
6/13(火)愛知産業大学2人
6/14(水)大須観音寶生院(ホウショウイン)2人
6/14(水)名古屋市立大学滝子キャンパス2人
6/16(金)瀬戸市役所2人

豊橋駅南口駅前広場にてドナー登録会

5月12日(金)、豊橋駅南口駅前広場(渥美線新豊橋駅前)にて行われた献血併行型ドナー登録会に参加してきました。この登録会は株式会社サーラコーポレーションが主催でサーラグループはもちろんですが、駅前近くの企業にもサーラさんが声掛けをして献血にご協力いただいています。登録の説明をしている中で皆様が一番気にしていたのは「休みをとらなければならない」ということでした。ドナー休暇制度をさらに広めなければと改めて思いました。登録には至りませんでしたが、説明を聞いてくださった2名の方は若い男性社員。「知らないことばかりでした」と真剣に話を聞いてくださいました。今後登録につながることを願っています。久々の参加で、サーラさん、マスコミ(新聞社2社が取材)、日赤などにご挨拶も出来、いろいろなお話をしてきました。改めて対面で活動することの大切さを実感しました。5/8より新型コロナウイルス感染症の位置づけは、「5類感染症」になり活動しやすくなりました。とは言え、まだまだ安心できる環境ではありません。今まで同様、感染対策をしっかり行い、活動していきたいと思います。

大須観音 寶生院(ホウショウイン)で登録会

6月14日(水)、大須観音 寶生院(ホウショウイン)で初めての登録会が開催されました。主催は名古屋青年会議所(以下、JC)、6月14日は世界献血者デーということで名古屋市内4ケ所で献血を開催、登録会は大須観音と名古屋市立大学 滝子キャンパスで行われました。お天気を心配していましたが、時々パラパラする程度で、多くのJCメンバーが献血に訪れていました。平日ということもあり大須観音を訪れる方は少なく、一般の方に献血にご協力いただく事は難しかったですが、10代の男性は登録ブースを見て登録に来て下さいました。残念ながら献血は前回の献血から12週間経過してなかったので出来ず、今回はドナー登録だけ。以前から登録がどこで出来るのかと気になっていたそうです。ドナー登録が献血ルームで出来るという事をご存知ない方がまだまだ多くいらっしゃる現実を何とかしなければと改めて思いました。

名古屋市立工芸高等学校での勉強会

名古屋市立工芸高等学校のグラフィックアーツ科では社会貢献活動として毎年名古屋市からの依頼を受けて広報用のポスターやクリアファイルをデザインしています。完成したポスターは薬剤師会や医師会の協力を得て市内の薬局や医院に掲示され、クリアファイルは市内の高校3年生全員に配布しています。今年は3年生5名が参加し、制作前に骨髄バンクの勉強会を行いました。作品の完成は10月頃。名古屋駅前の献血ルーム ゲートタワー26で展示、披露されます。若い方々に興味を持っていただき発信していただく。若年層ドナー登録に繋がればと思います。

MONTHLY JMDP から https://www.jmdp.or.jp/about/material/publications/monthlyreport/

日本骨髄バンクの現状(2023年5月末現在)
   4月 5月 現在数 累計数
ドナー登録者数3,3582,772545,870928,096
患者登録者数1911791,71266,702
採取数(骨髄)606825,870
採取数(末梢血幹細胞)29281,900
合計899627,770
■5月年代別ドナー 登録者数(現在数)
10代   4,365人
20代  88,622人
30代  135,510人
40代  216,051人
50代  101,322人
■5月の20歳未満の登録者485人
 


血液センター登録数(5月)
登録数取消数増減累計
70113-4321,081
患者
居住地
移植数提供者
居住地
採取数
1,6382,2731,6331,964

■区分別ドナー登録者数:献血ルーム593人、献血併行型集団登録会2,127人、集団登録会3人、その他49人
■末梢血幹細胞移植累計数1,847件(国内ドナー⇒ 国内患者、2023年5月末時点)

令和5年度献血担当者会議及び推進リーダー研修会で講演

6月27日(火)、愛知県自治センターで愛知県主催の「令和5年度献血担当者会議及び推進リーダー研修会」が開催されました。主催は愛知県で参加者は市町村の献血担当者や各地域で活動していただいている献血推進に関わる団体や個人の方々でした。最初に愛知県の血液事業について愛知県医薬安全課から報告があり、その後、愛知県赤十字血液センターより「献血状況と若年層に対する献血啓発について」 の講演、その後「献血でつながる生命(いのち)」と題してお話してきました。今年も患者さんにご同行いただきました。私からは骨髄バンクの現状や課題、移植についてお話し、患者さんからは発病から現在に至るまでをお話しいただきました。治療中、たくさんの輸血を安心して受けることが出来たことに対し感謝の気持ちを伝えていらっしゃいました。今後は献血もドナー登録も若年層への啓発推進、ご協力が必要です。今回の研修会のように多くの方に現状などを知っていただき、今後もご協力いただけることを切に願っています。

2023年度第1回ボランティアミーティング

4月22日(土)ウィルあいちにてボランティアミーティングを開催しました。3年ぶりに対面で行うことが出来ました。2022年度の活動報告と決算報告、2023年度の活動計画と予算、2023年度に向けての抱負などを話し合いました。久しぶりに皆さまとお会いでき、嬉しかった、楽しかったです。今後も一人でも多くの患者さんがお元気になれるよう皆さまと活動頑張ります。
〈参加ボランティアさんの声〉
※ボランティアの野嵜です。ボランティアミーティングに参加しました。感想として、対面のミーティングは久しぶりだったので、初めましての方やいつ以来?という方もいて新鮮な気持ちになりました。皆さんの思いも聞けて良かったです。コロナ禍も明けて、今年はルーム活動再開や各地でのボランティアが盛んになる話もあり心踊りました。情報社会の今、あいちの会が地道に長年積み上げてきた活動を、もっと多くの人に知ってもらえたらいいなと思う今日この頃です。これからもよろしくお願いいたします。

野嵜容平

※初めてのボランティアミーティングに参加して、まず感動したのは、元患者さんが多く参加していた事。ご自身が大きな病を乗り越えて、自分を愛し、いたわっておられるからこそ、他人の苦しみにも愛を向けてあげる事ができるのでしょう。そしてドナーさんご本人、ありがとうございます。私自身もし息子が白血病になって居なかったら「骨髄バンク」という団体に目を向ける事が無かったかもしれません。本当ならばボランティアの出る幕が無い程白血病が無くなってくれるのが1番ですが、その立場になってしまったら前向きに立ち向かうしかありません。今現在の自分が健康で有る事に感謝して、患者さんやご家族の小さな希望の光となり愛を届けられたらと思いました。

大野満智子


45号

画面をクリックするとpdfが開きます

あいちの会NEWS

ネットからの
 寄付金のお願い