あいちの会NEWS
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48号

ご挨拶

2023年度は、コロナが5類に移行し、日常生活はコロナ前に戻りつつありましたが、私たちの活動自体は、徐々に回復してきたとはいえコロナ前と比べてまだ十分に回復しているとは言えない状況でした。
普及啓発活動については、2019年度は20回以上行っていましたが、昨年度は9回、講演会や各団体勉強会等はコロナ前は25回前後の参加が、昨年度は13回と半分程度でした。
また、あいちの会としての献血ルームでのドナー登録活動はまだ再開出来ていない状況です。しかし、県や保健所、名古屋市、中核市等の登録会開催数はほぼコロナ前と同等の100回を行うことが出来、コロナ前の約3分の2の300人の登録がありました。また、財団の嘱託職員による献血ルームでの登録呼びかけが再開、271人の登録があり、2023年度の愛知県の新規登録者数は1,341人と昨年度よりも300人多くの新規登録者がありました。
しかし、55歳という年齢制限等による取消者数は1,266人となり、実質のドナー数は若干の微増に留まりました。今後、さらに取消者数は増えることが見込まれており、もっと多くの方にご協力をいただかなくてはなりません。今後も活動を継続していきますので、よろしくお願いいたします。
活動が徐々に回復してきているため、活動に伴う出費が増えてきており、コロナ禍では活動の低迷により黒字でしたが、昨年度は赤字に戻る傾向がありました。しかし、大口のご寄附や保健文化賞の賞金により大幅な黒字となりました。いただいたご寄付は、さらなる活動に向けて大切に使わせていただきます。ありがとうございます。

CBCラジオ「つボイノリオの聞けば聞くほど」

今年も7月27日(土)、28日(日)、CBCラジオ夏まつり2024が開催されました。番組ステージ、番組ブース、飲食ブースなどが出店、名古屋の中心で毎年行われています。いつもお世話になっている「つボイノリオの聞けば聞くほど」は「つボイノリオの駄菓子屋さん」を28日に出店しました。駄菓子、おもちゃセット、アイス饅頭の販売の収益を毎年あいちの会にご寄付くださいます。今年もリスナーさん、アイス饅頭をご提供くださる「寿恵広」さん、番組、番組スタッフの皆様のご支援により134,239円ご寄付いただきました。ありがとうございました。いただいたご寄付は患者さん、ご家族のため大切に使わせていたただきます。
そして、今年は駄菓子屋さんで販売の駄菓子の袋詰めのお手伝いにボランティアと一緒に参加してきました。数種類のお菓子やおもちゃと一緒に骨髄バンクのリーフレットと啓発用ティッシュを同封させていただきました。番組のスタッフさんたちと一緒に500個準備しました。最初はおしゃべりしながら作業していましたが、次第に皆、集中モードで無言に・・。つボイさんと小高さんもいらしてさらに会場はテンションUP、笑顔でいっぱいになりました。毎年、大変な準備があってのラジオまつり、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
また、8月7日(水)、番組にお邪魔してつボイさんから番組内でご寄付をいただきました。リスナーさんに直接お礼を伝えることもできました。最新の骨髄バンクの情報や治療について、さい帯血移植について、登録会のお知らせもしてきました。様々な形で支援いただき感謝の気持ちでいっぱいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ※寄付者名簿には次号掲載させていただきます。

活動報告 2024年3月〜7月

総会・理事会
5/18  2024年度第1回理事会/あいちの会事務所(ハイブリッド開催)
6/ 2  2024年度通常総会/あいちの会事務所(ハイブリッド開催)

普及啓発活動
4/13  メイク・ア・ウィッシュオブジャパン名古屋支部チャリティーマラソン/庄内緑地公園
5/19  2024年中部ウォーカソン/名城公園
7/ 1  中日新聞取材/あいちの会事務所
7/29  愛知県献血運動推進大会/鯱城ホール

講演会・勉強会
4/10  説明会・語りべ/豊橋准看護学校・歯科衛生士専門学校
4/17  勉強会/名古屋市立工芸高等学校
4/20  愛知こどもホスピスプロジェクト1周年シンポジウム/イオンモール Nagoya Noritake Gerden イオンホール
5/20  語りべ/日本福祉大学東海キャンパス
6/21  「滋慶学園COMグループ社会貢献ミュージカル」結団式/デザインホール
6/23  語りべ(ヨガレッスン)/モビリティゲート吹上
6/27  令和6年度献血担当者会議及び推進リーダー研修会/愛知県自治センター12階E会議室

会議・打合せ
4/ 8  広報活動打合せ/江南市地域交流センター
4/ 9  県・日赤・あいちの会三者会議/愛知県西庁舎
4/23  語りべ打合せ(日本福祉大学)/津島市内
7/22  登録会打合せ/一宮市保健所
7/24  講演会打合せ/名古屋市内
7/31  なごやNPO応援事業参加団体説明会/名古屋市市民活動推進センター集会室

贈呈式
3/12  2023年度「小児がん征圧募金」の集い・贈呈式/毎日新聞大阪社会事業団
4/24  イオン「幸せの黄色いレシートキャンペーン・贈呈式/イオン熱田店
6/26  トヨタカローラ名古屋労働組合 寄付金贈呈式/あいちの会事務局

財団・全国協議会・関係団体
3/ 9  全国協議会東海北陸ブロックセミナー/静岡県総合社会福祉会館シズウエル
3/21〜23
    日本造血・免疫細胞移植学会/東京国際フォーラム
5/25  2024全国骨髄バンクボランティアの集い in 東京新宿/新宿市立角筈区民ホール
5/26  全国骨髄バンク推進連絡協議会総会・情報交換会/こくみん共催co-op東京会館

その他
3/30・31 会報発送作業/あいちの会事務所
5/ 7  登録会団体面談/イオン熱田店
7/20  CBCラジオまつり「つボイノリオの聞けば聞くほど」事前準備/CBC会議室

ドナー登録会報告 2024年3月〜7月

実施日 実施場所 人数
3/3(日)豊田献血ルーム2人
3/17(日)みなくる刈谷
(スプリング献血キャンベーン)
8人
3/31(日)弥富市文化広場1人
5/13(月)豊橋准看護学校3人
5/19(日)アピタパワー新守山1人
5/19(日)市民四季の森
(バラ・アジサイまつり会場)
2人
5/21(火)豊田市役所4人
5/25(士)パークアリーナ小牧
(こまき産業フェスタ会場)
9人
5/26(日)パークアリーナ小牧
(こまき産業フェスタ会場)
1人
実施日 実施場所 人数
6/5(水)小島プレス工業株式会社1人
6/7(金)南口駅前広場5人
6/9(日)豊川市総合体育館0人
6/13(木)愛知産業大学1人
6/19(水)中京大学豊田キャンバス5人
7/1(月)新城市役所本庁舎2人
7/4(木)小牧市役所11人
7/26(金)常滑市役所3人
7/27(土)イーアス春日井9人
7/31(水)官庁街献皿4人

「チャリティマラソンin庄内緑地2024」に参加

4月13日(土)、庄内緑地にて行われたメイク・ア・ウィッシュオブジャパン名古屋支部主催の「チャリティマラソンin庄内緑地2024」にて骨髄バンクについてお話してきました。今回はボランティアとして参加、事務局さんのご厚意で北折理事長はスターターという大役を、また、壇上にて骨髄バンクの現状や課題などもお話する機会をいただきました。病気と闘っている子どもたちの夢をかなえて下さるメイク・ア・ウィッシュオブジャパンさんとは様々な場でご一緒することが多く、今回のボランティア活動参加のお願いも快く受けて下さいました。参加の子どもたちやご家族、支援者の皆様、会場内は一日中、笑顔いっぱいでした。

ヨガレッスン会場での広報活動

6月26日(日)、モビリティゲート吹上にて行われたヨガレッスン会場で骨髄バンクについてお話してきました。音楽に合わせたフィットネス要素も取り入れたヨガイベントで、代表者とアシスタントを務めた竹内ゆみさんが骨髄バンクを知っていただく機会を作ってくださいました。竹内さんは2016年に急性リンパ性白血病を発症、化学療法でお元気になりました。入院中、不安と恐怖で眠れない中、ヨガと出会い不眠症や不安なども改善、精神的に落ち着きを取り戻したのをきっかけに、多くの患者さんにお伝えしたいとヨガインストラクターとして活動しています。皆様、レッスン終了後のお疲れの中、真剣に話を聞いてくださいました。帰り際、声をかけてくださった方は身近な方がバンクドナーからの移植でお元気とのこと、感謝の気持ちでいっぱいとお話くださいました。今回のような広報活動を重ねていくことも大きな力となることを改めて実感しました。

弥富市桜まつり会場にてドナー登録会

3月31日(日)、弥富市桜まつり会場(弥富市文化広場)にて開催された弥富ライオンズクラブ主催の献血併行型ドナー登録会に参加してきました。献血の方にはキティちゃんのティッシュとギフトオブライフを配布して広報しました。桜まつりは5年ぶりの開催、多くの方が来場し一日中賑わっていました。会場にはステージも設置され、ちびっ子たちのダンスや大道芸など楽しいイベントが行なわれていました。射的や輪投げ、和菓子や洋菓子など多くのお店が出店していました。また、弥富と言えば金魚、金魚すくいや販売も行なっていました。桜の開花はチラホラでチョット残念でしたが、賑やかなお祭りを楽しんできました。また、さい帯血からの移植でお元気になった患者さんにお会いすることができました。患者さんの笑顔に出会え、活動のパワーをいただいてきました。

寄付者名簿 2024年3月〜7月 多くの方のご協力に深く感謝申し上げます(敬称略・順不同)

氏名・団体名 金額
3 河橋宏政5,000
毎日新聞大阪社会事業団650,000
東海ろうきんNPO寄付システム38,200
ナゴヤアドベンチャーマラソン92,200
名古屋市市民活動推進センター71,400
鈴木敏生10,000
中神立善5,000
4 水谷久美10,420
大脇健司20,000
東海ろうきんNPO寄付システム38,600
光ヶ丘女子高等学校14,434
氏名・団体名 金額
5 大矢竜二10,000
今泉博充10,000
東海ろうきんNPO寄付システム38,500
大野満智子10,000
6 丹羽哲久10,000
一宮東ライオンズクラブ7,190
東海ろうきんNPO寄付システム38,500
一宮中ライオンズクラブ16,271
7 トヨタカローラ名古屋労働組合、中日本OB会147,595
マチダアヤコ5,000
東海ろうきんNPO寄付システム44,300

「小児がん征圧募金」の集い・贈呈式

3月12日(火)、毎日新聞大阪社会事業団にて開催された2023年度「「小児がん征圧募金」の集い・贈呈式に出席しました。毎日新聞社と毎日新聞大阪社会事業団の「生きる 小児がん征圧キャンペーン」で寄せられた「小児がん征圧募金」、2023年度は総額845万円を大阪、京都、兵庫、三重、愛知の13団体に寄付されました。集いには、10団体が参加、病気と闘っている子どもたちの支援、「きょうだい」やご家族の支援、患者やご家族の宿泊施設の提供など、活動を続けている団体のお話から日々のご努力が伝わり、子どもたちやご家族の笑顔が浮かんできました。年に一度ではありますが皆様にお会いし「また、愛知で頑張ろう」とパワーをいただいてきました。これまでの贈呈金額は1億45万円とのこと、多くの方々のご支援、ご協力に改めて感謝申し上げます。

「幸せの黄色いレシートキャンペーン」

4月24日(水)、イオン熱田店にて2023年度「幸せの黄色いレシートキャンペーン」の贈呈式が行われました。イオンモール熱田・イオン熱田店の2023年度(2023年3月から2024年2月まで)の贈呈総額は659,400円、当会は73,600円をイオンギフトカードで寄贈いただきました。故障してしまった電話/FAX機、プリンタートナー、コピー用紙などと交換、大切に使わせていただいています。イオンモール熱田・イオン熱田店、ご投函いただいたお客様に感謝の気持ちでいっぱいです。
2024年2月まで当会はマックスバリュ太閤店からもご支援いただいていました。2023年度の贈呈金額は33,600円、事務用品や活動時使用のマスク、ウェットシートなどと交換させていただきました。2024年度より団体登録が「1団体・1店舗」となり、当会の登録は熱田店のみとなりました。長きに渡りご支援いただいたマックスバリュ太閤店、そしてご投函いただいた多くのお客様に改めて感謝申し上げます。

トヨタカローラ名古屋労働組合 寄付金贈呈式

6月26日(水)、トヨタカローラ名古屋労働組合様が来所、寄付金贈呈式が行われました。今回のご寄付はトヨタカローラ名古屋労働組合、中日本OB会様からで組合執行委員長の渡邉様より目録をいただきました。いただきましたご寄付は皆様のお気持ちを大切にして、患者さんやご家族のために使わせていただきます。当会の活動について、骨髄バンクの現状と課題などもお話させていただきました。多くの方に支えられていることを改めて感じた時間となりました。

豊橋駅南口駅前広場でのドナー登録会

6月7日(金)、豊橋駅南口駅前広場にてサーラグループ主催の献血併行型ドナー登録会が開催されました。9時30分の受付開始と同時に若い女性が献血にいらっしゃいました。「骨髄バンクのドナー登録もできますよ。お話聞いていただけますか」と声をかけると「いいですよ」と説明を聞いていただくことができ、ご登録いただくことができました。その後も多くの方が献血にいらっしゃいました。都度、声掛けをして5名の方にご登録いただきました。 同会場での献血とドナー登録会は2011年から始まり今年で14回目を迎えました。毎年サーラグループ社員や近隣企業の方々にも声をかけていただいています。駅前を通りかがる方々にも声をかけます。あるご夫婦はお子様が輸血でお世話になったので是非、自分たちも協力したいとお二人で献血してくださいました。
主催のサーラコーポレーション総務グループの方からは今後も継続したいとの嬉しいメッセージもいただいています。感謝の気持ちでいっぱいです。来年もお会いできること、楽しみにしています。

MONTHLY JMDP から https://www.jmdp.or.jp/about/material/publications/monthlyreport/

日本骨髄バンクの現状(2024年7月末現在)
   6月 7月 現在数 累計数
ドナー登録者数3,0912,950557,805971,641
患者登録者数2112551,69469,394
採取数(骨髄)535326,584
採取数(末梢血幹細胞)27332,233
採取合計808628,817
■年代別ドナー 登録者数(現在数)
 10代   4,983人
 20代  94,563人
 30代  136,528人
 40代  212,795人
 50代  108,936人
■7月の10代の新規登録者445人
累計・移植数28,696件、採取数28,817件


血液センター登録数(7月)
登録数取消数増減累計
102106-420,289
患者
居住地
移植数提供者
居住地
採取数
1,6912,3331,6862,022
※採取されたものの移植に至らなかった件数と翌月移植件数が含まれているため移植数と採取数は致しません。

■区分別ドナー登録者数:献血ルーム702人、献血併行型集団登録会 2, 198人、集団登録会 0人、その他50人

事務局だより

※5月25日(土)、26日(日)、全国協議会主催「ボランティアの集い」と「2024年度通常総会」「情報交換会」に参加してきました。25日開催の「ボランティアの集い」は5年ぶりに対面で行われ、全国から150名の方が集まりました。第一部は式典、第二部では「もう一人の私 〜あなたに届けるメッセージ〜」と題し、骨髄バンクを介しての骨髄移植でお元気になった患者さん9名が壇上から現在の様子やお気持ち、感謝のおもいを伝えて下さいました。第三部は2組の奏者による演奏会。水戸素子さん(バイオリン)と大澤洋介さん(チェロ)が奏でる音楽は心が豊かになります。また、全国協議会の公式アンバサダーの山本雅也さんと清永アツヨさんによる演奏。「音楽はみんなのちからになる!」と題した第三部でパワーをいただいてきました。26日開催の「2024年度通常総会」では2023年度の事業報告及び決算報告、監査報告、2024年度の事業計画案及び予算案、定款の変更などすべての議案が承認されました。総会終了後に行われた「情報交換会」では全国各地の19団体が参加、活動報告や課題・情報提供など活発な会となりました。5年ぶりに全国の皆様とお会いできた事、本当にうれしかったし楽しかったです。来年も皆様と再会できることを楽しみにしています。
※今年度も名古屋市立工芸高等学校の生徒さんが啓発用のポスターとクリアファイルの制作に取り組んでいます。出来上がったポスターは名古屋市内の薬局や医院に、クリアファイルは市内の高校3年生全員に配布されます。この活動が若年層のドナー登録に繋がることを願っています。今年の作品、どんな作品になるのかな? (写真は事前勉強会の様子です)
※日本骨髄バンクではドナー登録時の HLA 検査として口腔内スワブを用いた検査方法の 2026 年度本格導入を目指しています。この方法が導入されれば登録に出かける時間がない方も登録が出来ます。献血併行型と併用して口腔内スワブを用いた検査が可能になる日が楽しみです。骨髄バンクの口腔内スワブを用いた検査方法についての詳細は下記をご覧くださいませ。
https://www.jmdp.or.jp/news/news_file/file/20240122_swab_news.pdf)
>口腔内スワブを用いた検査方法とは
「スワブ」とは、先端がざらざらしている綿棒状の用具で、口の中(頬の内側や舌の裏側)をこすることで、口腔粘膜の組織をHLA検査用の検体として痛み無く採取できます。日本では、血縁間での移植時のHLA検査等にスワブを使用しています。採血が不要のため針を刺したり、登録希望者が採血場所に出向く必要がありません。若年層に親和性の高いスマホ等を使用したオンライン登録と組み合わせると利便性が高まり、献血会場を訪れることが難しい方にも登録機会を提供することができるようになります。更に、スワブ検体でのHLA検査方法は、従来よりも高い精度でドナーのHLA型が分かるため、適合検索をする際に患者側にもメリットがあります。(JMDP MonthlyJMDP 2024年2月15日号より)

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